Logic Proサイドチェイン完全ガイド|初心者でもできるポンピング設定手順

Logic Proサイドチェイン完全ガイド|初心者でもできるポンピング設定手順

こんにちは、kawaharaです。

サイドチェインは、EDMやKawaii系でよく聞く「ドクドク」としたうねりを作る超便利テクです。

この記事では、Logic Proでサイドチェインを設定する方法を、初心者向けにわかりやすくまとめています。

※この記事はLogic Proカテゴリの基礎記事です。

サイドチェインとは?初心者向けにざっくり解説

サイドチェインとは、「ある音をきっかけに、別の音の音量を自動で下げる」仕組みです。

  • キックが鳴る→シンセが一瞬だけ下がる
  • その結果「ポンピング感」が生まれる

サイドチェインを使うメリット

  • キックが前に出やすくなる
  • シンセやパッドの音がスッキリする
  • トラックにノリ・揺れ感が出る

Logic Proでサイドチェインを設定する手順

最も一般的な「キック → シンセ」のサイドチェインを例に進めます。

手順①:トラックを準備する

  • キックトラック
  • シンセ/パッドのトラック

ここまでで準備は完了!

手順②:キックの信号を「バス」に送る

  • キックトラック → Sends → Bus 1
  • ノブを0.0 dB付近まで上げる

これでキックの信号を「サイドチェイン用」に送る準備ができました。

手順③:コンプレッサーでSide Chainを選択

  • シンセのチャンネル → Audio FX → Compressor
  • 右上のSide Chain → Bus 1

これで「キックが鳴った時にシンセを下げる」ルートが完成!

手順④:初心者向けおすすめ設定値

  • Threshold: -20 ~ -30 dB
  • Ratio: 4:1 ~ 8:1
  • Attack: 1 ~ 10 ms
  • Release: 100 ~ 300 ms

ゲインリダクションが-4~-10 dBあたりなら綺麗に揺れます。

ジャンル別のおすすめ設定

EDM・Future Bass

  • Threshold: -25〜-35 dB
  • Ratio: 6:1〜10:1
  • Release: 150〜250 ms

lofi・Kawaii系

  • Threshold: -15〜-20 dB
  • Ratio: 2:1〜4:1
  • Release: 200〜400 ms

よくあるトラブルと対処法

かかりすぎ問題

  • Thresholdを上げる
  • Ratioを下げる
  • Releaseを長めに調整する

まったく効いてない問題

  • Bus設定の見直し
  • Thresholdを深めに設定して動作確認

まとめ

サイドチェインは、Logic Pro初心者がまず覚えるべきテクです。

  • キック → シンセのルーティングが基本
  • バスに送る → コンプレッサーで指定するだけ
  • Threshold / Ratio / Release を調整する

まずは1曲、ポンピングを作って慣れていきましょう。


コメント