【初心者向け】Logic Proミックスの基本|まず覚えるべき音作りのステップ
こんにちは、kawaharaです。
この記事では、Logic Proでミックスを始めたい初心者さん向けに、 最低限これだけ覚えておくと失敗しない という基本ポイントをまとめています。
難しい専門用語よりも、今日からすぐ使える実践ステップを中心に紹介していくので、安心して読み進めてくださいね。
この記事はカテゴリの基礎記事です。
ミックスとは?初心者向けのわかりやすい説明
ミックスとは、録音した複数の音(ボーカル、ドラム、シンセなど)を 聴きやすく整える作業 のことです。
例えるなら「料理の味付け」。素材(音)の良さを活かしながら、 EQやコンプという“調味料”でバランスを整えるイメージです。
難しい理論は必要なく、まずは 音量・パン・EQ・コンプ の4つだけ覚えればOKです。
1. 音量バランス|ミックスの最重要ポイント
結論から言うと、ミックスの80%は 音量バランス で決まります。
どれだけ良いエフェクトを使っても、音量が揃っていないと聴きづらくなってしまいます。
手順:音量バランスの取り方
- 1. 「ミキサー」を開く(ショートカット:X)
- 2. 全トラックを一度 -10dB 程度に下げる
- 3. ボーカル → ドラム → ベース → シンセ の順に少しずつ上げる
- 4. ピークが0dBを超えないよう注意する(クリップ防止)
「全体を小さく → 必要な音だけ足す」方がバランスが安定します。
2. パン(定位)で空間を作る
パンとは、音を左右に振り分けて 空間的な広がり を生む設定のことです。
全ての音が中央に集まっていると、ぎゅっと詰まった聴きづらいサウンドになります。
手順:パンの設定方法
- 1. ミキサー上部の「PAN」ノブを回して左右配置を調整
- 2. シンセやギターは ±20〜40% 程度で広げる
- 3. ボーカル・キック・ベースは中央(0%)のまま
これだけで一気に音がスッと広がります。
3. EQ(イコライザー)で不要な音をカット
EQは「周波数ごとの音量を調整するツール」です。 写真の“明るさ・色調整”のように、音の質感を整える役割があります。
手順:最低限やるEQ処理
- 1. トラック上部の「EQ」ボタンをクリック
- 2. 「ハイパスフィルター」で100Hz以下をカット
- 3. 2〜4kHzの刺さる部分を -2〜4dB 下げる
- 4. ボーカルは1.5kHz付近を +2dB すると輪郭が出る
EQは触りすぎると音が崩れるため、 必要な部分だけ少し調整 がポイントです。
4. コンプレッサーで音の強弱を整える
コンプレッサー(コンプ)は、音の大小を整えて聞き取りやすくするエフェクトです。
声が一定の大きさになり、安定した聴き心地になります。
手順:Logic Proの基本コンプ設定
- 1. 「Audio FX」→「Dynamics」→「Compressor」
- 2. プリセット「Classic Vocal」を使用
- 3. Threshold:-18〜-12dB
- 4. Ratio:3〜4倍
- 5. Gain:+2〜3dBで補正
必要なときだけ使うのがコツ。 音が跳ねて聴きづらい場合にだけ使用 しましょう。
まとめ|まずは4つだけ覚えればOK
ミックスの基礎は以下の4つだけで十分です。
- 音量バランス:最重要ポイント
- パン:空間を作る
- EQ:不要な音をカット
- コンプ:強弱を整える
まずは難しく考えず、この記事の手順どおり進めるだけで、 音が驚くほどクリアになります。
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