Logic Pro 初心者向け初期設定マニュアル|最初にやるべき基本ステップ
こんにちは、kawaharaです。 Logic Pro をインストールしたばかりの方が、 今日から安心して制作を始められるように、 最初に必ず整えておくべき初期設定 を丁寧にまとめました。
初期設定は、料理に例えると 「キッチンを使いやすく整える“下ごしらえ”の時間」 みたいなものです。 最初に少しだけ整えておくことで、 このあとの録音・打ち込み・編集が驚くほど快適になります。
※この記事はカテゴリの基礎記事です。
Logic Pro 初期設定の結論
まず結論として、Logic Pro で最初に整えるべき設定は次の3つです。
- オーディオデバイスの設定(レイテンシー=音の遅れを防ぐ)
- プロジェクトの基本設定(テンポ・録音の準備)
- MIDI入力の設定(打ち込みを安定させる)
この3つを整えるだけで、作業中のストレスが大幅に減り、 楽しく制作を進められるようになります。
1. オーディオデバイスの設定
Logic Pro を開いたら、最初に行いたいのが オーディオデバイス(音の入出力先)の設定 です。 この設定が間違っていると、 音が遅れて聞こえたり、ノイズが入ったりと、 制作に集中できなくなってしまいます。
手順:オーディオデバイスの選択
- 画面左上「Logic Pro」→「設定」→「オーディオ」
- 「デバイス」タブを開く
- 入力装置: 使用しているオーディオインターフェイス名(例:Apollo)
- 出力装置: 同じくインターフェイスを選択
手順:レイテンシーの調整
- I/Oバッファ:128 または 256
- 処理スレッド数:自動
- 処理精度:高い
この設定をしておくと、 音の遅れを最小限にしつつ、安定した再生・録音が可能 になります。
2. 新規プロジェクトの基本設定
新しくプロジェクトを作るときに、 テンポやトラック構成を最初に整えておくと効率アップ します。
手順:初期テンポと拍子の設定
- 画面上のテンポ欄をクリックして曲のジャンルに合わせる
- 拍子は基本「4/4」でOK
手順:ソフト音源トラックの追加
- 左上の「+」→「ソフトウェア音源」を選択
- デフォルトでピアノ音源が読み込まれる
これで、すぐにメロディ作りや打ち込みを始められます。
3. MIDI入力の初期設定
MIDI キーボードを使う人は、 打ち込みが安定する設定 を整えておくと制作がスムーズになります。
手順:MIDIデバイスの確認
- 「Logic Pro」→「設定」→「MIDI」
- 接続したキーボード名が表示されているか確認
手順:ベロシティ(強弱)の設定
- ピアノロール右上 →「強弱」→「固定ベロシティ」→ 80〜100
これで、初心者でも 安定した打ち込みができる ようになります。
4. 作業効率が上がるショートカット
Logic Pro はショートカットを少し覚えるだけで、 作業スピードが2倍くらい速くなる DAW です。
最初に覚えたいショートカット
- R:録音開始
- Command + R:リージョン複製
- Command + ,:設定画面を開く
まずはこの3つだけ覚えれば十分です。
まとめ
Logic Pro の初期設定は少し多く見えますが、 一度整えればずっと快適に制作できる ようになります。 料理の下ごしらえと同じく、最初に環境を整えるほど、 この先の作業がどんどん楽になります。
次は実際に音源を読み込んだり、打ち込みに挑戦してみてくださいね。
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