Logic Pro初心者向け|打ち込み(MIDI入力)を始めるための基本ステップ
こんにちは、kawaharaです。
Logic Proで作曲を始めたい方に向けて、 「打ち込み(MIDI入力)」の基本 をやさしく解説します。 初めて触る方でも迷わないように、専門用語はできるだけ噛み砕いて説明していきますね。
※この記事はカテゴリの基礎記事です。
打ち込みの全体像を簡単に理解しよう
「打ち込み(MIDI入力)」とは、キーボードで弾いた音やマウスで置いた音符を、 デジタル上に“並べて”曲を作る作業 のことです。
料理で例えると、 音という食材を、MIDIというまな板の上に並べていく作業 に近いイメージ。 この作業の流れは次の3ステップで成り立っています。
- 音を鳴らす「ソフトウェア音源トラック」を作る
- MIDIリージョン(音符を置く場所)を作成する
- ピアノロールでノート(音符)を編集する
では、ここから実際の操作方法を順番に見ていきましょう。
① ソフトウェア音源トラックを作成する
打ち込みを始めるためには、 「どの楽器の音を鳴らすか」を最初に決める 必要があります。 ここでは最も扱いやすい「ソフトウェア音源トラック」を作成します。
手順
- 画面左上の「+」ボタンをクリック
- 「ソフトウェア音源」を選択
- 右下の「作成」をクリック
これで音を鳴らす土台が完成です。 料理で言えば、 「今日はどのフライパンを使って調理するか」を決めた状態 です。
② MIDIリージョンを作成する
トラックができたら、次に 音符を置くための“空のキャンバス” を作ります。 これが「MIDIリージョン」です。
手順
- トラック領域の空白部分を右クリック
- 「空のMIDIリージョンを作成」を選択
- できたリージョンをダブルクリックするとピアノロールが開く
この工程で、音符を並べる準備が整いました。
③ ピアノロールで音を配置する
ここからが打ち込みの中心になる作業です。 ピアノロールでは、クリックするだけで音符(ノート)を自由に並べられます。
基本操作
- 左の鍵盤:音の高さを示す
- 横方向:再生されるタイミング
- ノートを描く:クリック&ドラッグ
- 位置を動かす:ノートをドラッグ
- 長さを変える:端をつかんでドラッグ
最初のうちは、レゴブロックのように 自由に形を並べる気持ちで遊ぶと理解しやすい です。
④ クオンタイズでタイミングを揃える
マウスで置いた音は、どうしても微妙にズレることがあります。 そんな時は、 クオンタイズ(自動でリズムに吸着させる機能) を使いましょう。
手順
- ズレているノートを選択
- 右側の「リージョン」タブを開く
- 「クオンタイズ」欄で1/16などを選ぶ
特に初心者のうちは、標準的な 1/16 が使いやすいです。
⑤ ベロシティで強弱をつける
ノートには「ベロシティ(強さ)」という情報があります。 これを変えると、同じメロディでも ぐっと表情が豊か になります。
操作方法
- ノートを選択
- 画面下の「ベロシティスライダー」を上下に調整
優しいタッチにしたいときは数値を低く、 力強くしたいときは高めに調整します。
まとめ|打ち込みは慣れれば誰でもできる
打ち込みは、慣れないうちは難しく感じるかもしれませんが、 実際にやってみると ブロック遊びのように直感的で楽しい作業 です。
初心者がまず押さえておきたいのは次の5つ。
- ソフトウェア音源トラックを作る
- MIDIリージョンを作る
- ピアノロールでノートを並べる
- クオンタイズでリズムを整える
- ベロシティで表情をつける
まずは短いメロディ作りから、気軽に始めてみてくださいね。
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