Loopcloudパックの選び方ガイド|kawaii・lofi向けに失敗しないコツ
こんにちは、kawaharaです。
「Loopcloudのパック、多すぎてどれを買えばいいのかわからない……」という方は多いと思います。
この記事では、kawaii・lofi向けにどんなパックを選ぶと失敗しにくいかを、初心者の方にもわかりやすく解説します。
ざっくり言うと、「タグ・BPM・試聴」で絞り込んでから、「自分の作りたい曲のイメージ」と合うかどうかをチェックするのがコツです。
DTMの専門用語はできるだけ噛み砕きながら、実際のLoopcloud画面での操作手順もあわせて紹介していきます。
Loopcloudパック選びの結論|先にポイントだけ知りたい人へ
まず結論からお伝えすると、kawaii・lofi向けのパックを選ぶときは、次の3つを見るだけでかなり失敗が減ります。
kawaii・lofi向けパック選びの3つのポイント
Loopcloudのパックを買うときは、次の3つを必ずチェックしましょう。
- ジャンル・タグ: kawaiiなら「Future Bass」「Cute」「Kawaii」など、lofiなら「Lo-fi」「Chillhop」「Boom Bap」などのタグを確認
- BPM(テンポ): kawaiiは120〜160 BPM前後、lofiは70〜95 BPMくらいが目安
- 試聴したときの「曲のイメージ」との一致度: 自分の作りたいリファレンス曲と比べて、雰囲気が近いかどうか
イメージとしては、洋服をネット通販で買うときに「ジャンル(ガーリー/カジュアル)」「サイズ」「モデル写真」で判断するのと同じです。
細かい理論よりも、タグと試聴で「自分の曲になじみそうか」をチェックすることが大切です。
買ってから後悔しやすいパックの特徴
初心者がやりがちな「なんとなく購入」
よくある失敗パターンは、次のような買い方です。
- セールで安かったので、ジャンルをよく見ずにまとめ買いしてしまう
- 試聴で1〜2個いいループがあっただけで、パック全体の雰囲気をチェックせずに購入する
- 自分の曲はlofiなのに、EDM向けの派手なパックを買ってしまう
こうなると、「数個しか使わないのにお金だけかかったパック」が増えてしまいます。
前提整理|Loopcloudの「パック」と「サンプル」の仕組み
ここから、少しだけ仕組みの話をします。ざっくり理解しておくと、パック選びがかなり楽になります。
「パック=世界観セット」と考える
Loopcloudの「パック」は、
- ドラムループ
- ベース
- コード・パッド
- メロディ・リード
- ボイス・FX など
が、同じ世界観でまとめられた「素材セット」だと思ってください。
つまり、1つのパックを選ぶ=その世界観の服を一式そろえるようなイメージです。
Loopcloudストア画面の基本的な見方
Loopcloudアプリを開いたら、次の手順でストア画面を確認してみてください。
- 左上のメニューから「Store」タブをクリック
- 左側のサイドバーで「Genres(ジャンル)」や「Labels(レーベル)」を選択
- 中央エリアに表示されるのがパック一覧です
パックをクリックすると、下部または右側に、収録されているループ・ワンショットの一覧が表示され、そこで試聴できます。
kawaii系向け|Loopcloudパックの選び方
まずは、かわいいシンセやポップな雰囲気のkawaii系トラックに合うパックを選ぶコツから見ていきます。
おすすめのジャンル・タグ設定
kawaii系では、まずジャンルとタグから絞り込みましょう。
- Genres: 「Future Bass」「Pop」「Kawaii Bass」など
- Tags: 「Cute」「Kawaii」「Chiptune」「Anime」「Game」など
- BPM: 120〜160 BPM(Future Bass寄りなら140 BPM前後も多い)
Loopcloudのストア画面では、
- 左側のフィルタで「Genres」→「Future Bass」などを選択
- 「Tags」欄で「Cute」や「Kawaii」をチェック
- 画面上部のBPMフィルタがあれば、120〜160に絞る
という順番で絞り込むと、kawaii寄りのパックがかなり探しやすくなります。
kawaii向けパックの「中身」で見るポイント
パックの詳細画面では、次のような点をチェックしてみてください。
- メロディ系ループが多いか: リードシンセやベル系など、かわいい音がしっかり入っているか
- コード・パッドの雰囲気: 明るくてキラキラしたコード感かどうか
- ドラムの質感: キック・スネアが重すぎず、ポップ寄りの音か
リファレンスとして、自分の好きなkawaii系トラックを1〜2曲用意しておき、試聴しながら「近い?」と比べると失敗しにくくなります。
実際の検索&選定手順(kawaii系)
kawaii系パックを探すときの、具体的な手順例です。
- Loopcloudアプリを開き、左上から「Store」を選択
- 左サイドバーの「Genres」→「Future Bass」をクリック
- 同じくサイドバーの「Tags」から「Cute」「Kawaii」をチェック
- 気になるパックをクリックし、リード・コード・ドラムのループを中心に試聴
- 「このパックだけで1曲組めそうか?」をイメージし、良さそうなら購入候補に
特に、コードとメロディがどれくらい入っているかを見ると、「曲の主役」が作りやすいパックかどうか判断できます。
lofi向け|Loopcloudパックの選び方
次に、しっとり落ち着いたlofi系トラック向けのパック選びです。kawaiiとは少し見るポイントが変わります。
おすすめのジャンル・タグ設定(lofi)
lofiでは、次のようなジャンル・タグから探すのがおすすめです。
- Genres: 「Lo-fi」「Chillhop」「Hip Hop」「Boom Bap」など
- Tags: 「Lo-fi」「Chill」「Vintage」「Dusty」「Jazz」など
- BPM: 70〜95 BPM(80〜90あたりが定番)
具体的な操作としては、
- 左側の「Genres」→「Lo-fi」を選択
- 「Tags」で「Chill」「Vintage」「Dusty」を選んで、落ち着いた質感に絞る
- BPMフィルタを80〜90前後に設定
という流れで、lofi向け候補をかなり絞り込めます。
lofi向けパックの中身で見るポイント
lofiの場合は、次の3点を意識して試聴してみてください。
- ドラム: 少しこもった音・ビートが前に出すぎないか
- コード: ジャジーなコードや、エレピ・ギターの暖かい質感があるか
- ノイズ系素材: レコードノイズやテープヒスなど、lofiっぽい「ざらっと感」を足せる素材があるか
kawaiiと違い、「抜けの良さ」よりも「落ち着いた、くすんだ雰囲気」が出せるかが大事になります。
実際の検索&選定手順(lofi系)
lofi向けパックを探すときの手順例です。
- Loopcloudで「Store」タブを開く
- 左サイドバーの「Genres」から「Lo-fi」または「Hip Hop」を選ぶ
- 「Tags」で「Chill」「Vintage」「Jazz」「Dusty」などを選択
- パックを開き、ドラムループ・コードループ・ノイズ系素材を中心に試聴
- 「作りたいlofiプレイリスト」の曲と雰囲気が近いものを購入候補にする
特に、コードループの「気持ちよさ」は、曲全体の空気感に直結します。何度も聴きたくなるループが入っているパックを選びましょう。
購入前に確認したいチェックリスト(kawaii・lofi共通)
最後に、買う前に必ずチェックしておきたいポイントを、チェックリスト形式でまとめます。
買う前チェックリスト
- 自分の作りたいジャンルとGenres/Tagsは合っているか
- 自分がよく使うテンポ帯と、BPMが大きくズレていないか
- ドラム・コード・メロディのバランスは、自分の作り方に合っているか
- パック内のループを複数試聴して、「この世界観で2〜3曲作れそう」と感じるか
- 似た方向性のパックを既に持っていないか(被りすぎていないか)
特に最後の「このパックだけで何曲くらい作れそうか?」という視点を持つと、コスパの良いパックを選びやすくなります。
実践編|最初の1パックは「用途」で選ぶ
最後に、実際に購入するときの考え方をまとめます。
「何に使う曲なのか」を先に決める
最初に選ぶパックは、
- 作業用BGMとして流したいlofi
- 可愛い系のYouTube BGMとして使いたいkawaii
- ゲーム用の短いループBGM など
といった「用途」から逆算して選ぶのがおすすめです。
用途が決まると、必要なテンポ帯・雰囲気・楽器構成が自然と絞られてきます。
Loopcloudの他記事と組み合わせて活用しよう
パックを選んだあとは、
- タグ検索・お気に入り管理のコツを押さえる
- 無料サンプルだけで1曲作る練習をしてみる
- Logic Proとの連携で、すぐ曲作りに使える状態にしておく
といった形で、少しずつLoopcloudのワークフローに慣れていくと、買ったパックを最大限活かせるようになります。
まとめ|タグ・BPM・世界観を揃えて「自分の色」を作ろう
今回は、Loopcloudでkawaii・lofi向けのパックを選ぶときの考え方と手順を紹介しました。
- まずはジャンル・タグ・BPMで「方向性」を決める
- kawaiiは「Future Bass」「Cute」タグ+明るいメロディ重視
- lofiは「Lo-fi」「Chill」「Vintage」タグ+落ち着いたコードとドラム重視
- 購入前チェックリストで「用途」「世界観」「曲数のイメージ」を確認する
パック選びは、最初は少し難しく感じるかもしれませんが、一度自分の好みのパックが見つかると、その後の買い物の基準がはっきりしてきます。
ぜひ、この記事を参考にしながら、Loopcloudで自分だけのkawaii・lofiサウンドを育ててみてください。

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