LoopcloudとSpliceを徹底比較【2025年最新版】どっちがおすすめ?
こんにちは、kawaharaです。
この記事では、サンプル配信サービスの定番であるLoopcloudとSpliceについて、2025年時点の情報をもとにやさしく比較していきます。
「どっちに登録すればいいの?」「とりあえず1つだけ契約したい」というDTM初心者さんでも、読み終わるころには自分に合ったサービスをイメージできるような内容を目指しました。
先にざっくりお伝えすると、
サンプルを聴きながらその場でビートを組みたいならLoopcloud、有名プラグインの分割払い(Rent-to-Own)やインストゥルメントもまとめて使いたいならSpliceが向いていることが多いです。
ここから、結論 → 理由 → 実際の操作イメージ → チェックリストの順番で、ていねいに見ていきましょう。
結論:こういう人はLoopcloud/こういう人はSpliceがおすすめ
まずはざっくり結論だけ知りたい人へ
細かい機能の前に、「自分はどっち向き?」がわかるように結論を整理しておきます。
- Loopcloudがおすすめな人
- DAW(Logic Proなど)と連携して、サンプルを曲のテンポやキーに合わせて試しながら選びたい
- クラウドに自分のサンプルもまとめて管理したい
- 月額をなるべく抑えつつ、ポイントでコツコツ音源を集めたい
- ループを自動で切り刻んだり、ワンタッチで別パターンを作る機能に魅力を感じる
- Spliceがおすすめな人
- 世界的に使われている定番サービスを選びたい
- 有名シンセやプラグインをレンタル感覚で買い切れる「Rent-to-Own」を使いたい
- PCだけでなく、スマホアプリでもサンプルを探したい
- オーケストラ系など、Spitfire Audio由来のインスト音源(Splice INSTRUMENT)にも興味がある
ここからは、この結論の理由になる「料金」「機能」「実際の使い勝手」を、初心者の方にもわかりやすいように分解していきます。
LoopcloudとSpliceの料金・プランを比較する
Loopcloudの料金プラン(2025年時点の目安)
Loopcloudは、毎月付与されるポイントを使ってサンプルを購入する仕組みです。プラン名と月額の目安は次のようになっています(価格はおおよそのドル建てのイメージです)。
- Artistプラン:月額 約7.99ドル/100ポイント+クラウドストレージ約5GB
- Studioプラン:月額 約11.99ドル/300ポイント+クラウドストレージ約50GB
- Professionalプラン:月額 約21.99ドル/600ポイント+クラウドストレージ約250GB
ざっくり言うと、少ない予算でも始めやすく、プランを上げるほどポイントもクラウド容量も増えるイメージです。
Spliceの料金プラン(2025年時点の目安)
Spliceも同じく、毎月のクレジットを使ってサンプルを購入するモデルです。代表的なプランは次のような構成になっています。
- Sounds+:月額 約12.99ドル/100クレジット
- Creator:月額 約19.99ドル/200クレジット
- Creator+:月額 約39.99ドル/より多くのクレジット+追加機能
クレジットは基本的にサンプル1つ=1クレジットというイメージで、使わなかったクレジットは一定期間まで繰り越しが可能です。
料金の考え方:ポイント/クレジット=「毎月の音色予算」
LoopcloudのポイントもSpliceのクレジットも、イメージとしては「毎月の音色おこづかい」のようなものです。
たとえば「月100クレジット/ポイント」のプランなら、毎月100個前後のサンプルを新しくストックできるイメージになります(実際にはサンプルによって必要数が変わることもあります)。
「毎月たくさんダウンロードしたい」「BGMストックを一気に増やしたい」という方は中〜上位プラン、「たまに作る趣味DTM」であれば、最安のプランから始めて様子を見るのがおすすめです。
LoopcloudとSpliceの機能とワークフローの違い
Loopcloudの強み:DAW連携とクラウド管理が得意
Loopcloudは、DAWと連携して「今作っている曲のテンポ・キーに合わせてサンプルを試聴」しやすいのが大きな特徴です。
- 専用プラグインから、DAWのプロジェクトとテンポ・キーを同期できる
- サンプルをドラッグ&ドロップでDAWのトラックに貼り付けられる
- 自分のサンプルもクラウドストレージにアップして一括管理できる
- 「Flip Sample」など、ワンクリックでループを別パターンに変形する機能がある
- Loopcloud DRUM/PLAYといった専用プラグインで、ドラムキットや楽器として使える
たとえるなら、LoopcloudはDAWのとなりに置いておける「超高機能なサンプル試着室」のようなイメージです。服を試着するように、サンプルを何度も入れ替えながら、曲に合うものだけを選んでいく感覚で使えます。
Spliceの強み:Rent-to-OwnとINSTRUMENTで「音源も一緒に揃えられる」
Spliceの一番の特徴は、サンプルだけでなくプラグインのRent-to-Own(分割払い・買い切り)が充実していることです。
- Serumなど、有名シンセやミックス系プラグインを月額少額で支払い、最後は自分のものにできる
- サブスクとは別のお金として扱われるので、欲しいプラグインだけ狙いやすい
- Splice INSTRUMENTという無料〜有料のインストゥルメントプラグインも提供されている
- モバイルアプリでスキマ時間にサンプルを探し、後でPCからダウンロードできる
イメージとしては、Spliceは「サンプル屋さん+プラグインショップ+インスト音源ライブラリ」が合体したようなサービスです。音源・サンプルまわりを全体的にSplice中心にまとめたい人と相性が良いです。
どっちが使いやすい?シナリオ別に考える
実際の制作シーンをイメージしながら、どちらが合いそうかを整理してみます。
- ビートメイク主体・ループ中心であれば、Loopcloudでテンポ同期しながらループを試し、合うものだけポイントで買うスタイルが◎
- シンセやミックス用プラグインも同時に揃えたいなら、SpliceでRent-to-Ownとサンプルをまとめて管理するのがラク
- スマホでサンプルを探して、帰宅後にPCで本格的に作業したい人もSpliceが便利
もちろん、最終的には「どのサンプルにワクワクするか」が一番大事なので、無料トライアルで実際に画面を触ってみるのがおすすめです。
無料トライアルで失敗しないための具体的な手順
Loopcloud無料トライアルの始め方(例)
ここでは、Logic Proを使っている想定で、Loopcloudの無料トライアルを始めるざっくりした流れを紹介します。
- STEP1:Loopcloud公式サイトを開き、トップページ右上の「Try Free」ボタンをクリック
- STEP2:メールアドレスとパスワードを入力してアカウントを作成する
- STEP3:インストーラーをダウンロードし、表示に従ってアプリとプラグインをインストール
- STEP4:Logic Proを起動し、ソフトウェア音源トラックのインサートに「Loopcloud」プラグインを読み込む
- STEP5:Loopcloudアプリを起動し、Logic Proとテンポが同期されていることを確認しながらサンプルを試聴する
インストール作業は少し時間がかかりますが、一度環境を整えておくと、その後は「DAWの再生ボタンを押す → Loopcloud側でも同じテンポでループが鳴る」という快適な状態で作業できます。
Splice無料トライアルの始め方(例)
Spliceも、基本的な流れはLoopcloudと似ています。
- STEP1:Splice公式サイトにアクセスし、右上の「Sign Up」からアカウントを作成
- STEP2:クレジットカード情報を登録し、希望するプラン(例:Sounds+)のトライアルを開始
- STEP3:Spliceのデスクトップアプリをインストールし、ログインする
- STEP4:アプリ内でテンポやキーを指定してサンプルを検索し、気に入ったものをダウンロード
- STEP5:ダウンロードされたサンプルフォルダをLogic Proのライブラリとして読み込む、またはFinderからドラッグ&ドロップで配置する
Spliceは「サンプルをダウンロードしてからDAWで使う」という動きが基本なので、Loopcloudのようにリアルタイムでテンポ同期しながら試したい場合は、やや一手間多いイメージです。
LoopcloudとSplice、最終的にどっちを選ぶ?チェックリスト
チェック1:作りたいジャンル・目的
まずは、自分がどんな曲を作りたいかをざっくりイメージしてみましょう。
- ループ主体のEDM・Future Bass・lofi・Kawaii系BGMなど → Loopcloudとの相性◎
- シンセやプラグインもしっかり揃えて、幅広いジャンルに挑戦したい → SpliceのRent-to-OwnやINSTRUMENTがあると心強い
チェック2:毎月の予算と支払いスタイル
毎月のDTM予算のうち、「サンプル・音源にいくら使ってもいいか」を決めておくと選びやすくなります。
- 月1,000円台〜2,000円台くらいでコツコツ音色を増やしたい → Loopcloudの下位プランが始めやすい
- サンプル+プラグインも含めてしっかり投資したい → SpliceでRent-to-Ownを併用しつつ、クレジットも活用
チェック3:制作環境とワークフロー
最後に、自分の制作環境をイメージしながら、よりストレスの少ない方を選びます。
- PC前でじっくりDAWを触りながら音を選ぶ → Loopcloudのテンポ同期・プラグイン連携が便利
- 移動時間などにスマホでサンプルを探しておきたい → Spliceのモバイルアプリが便利
- クラウドにサンプルをまとめておき、家でも外出先のPCでも同じライブラリを使いたい → Loopcloudのクラウドストレージが役立つ
まとめ:まずは1つ決めて、無料トライアルで「合うかどうか」を確認しよう
今回は、LoopcloudとSpliceの違いを、料金・機能・ワークフローの観点から整理しました。
- Loopcloud:DAWとの連携やクラウド管理が得意。テンポ同期しながらサンプルを試したい人向け。
- Splice:Rent-to-OwnやINSTRUMENTなど、サンプル以外の音源・プラグインも含めて環境を整えたい人向け。
どちらも無料トライアルが用意されているので、まずは気になる方を1つ選んで試してみてください。「サンプルの探しやすさ」「画面の見やすさ」など、実際に触ってみないとわからないポイントも多いです。
あなたの制作スタイルに合うサービスが見つかれば、サンプル探しの時間がグッと短くなり、曲作りそのものをもっと楽しめるようになります。

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