【DTM初心者向け】Kawaii・lofiに合うおすすめ無料プラグインまとめ
こんにちは、kawaharaです。
Kawaii系やlofi系の可愛いサウンドを作りたいけれど、どの無料プラグインを入れればいいのかわからない……という初心者さん向けに、本当に使いやすくて“音が良い”無料プラグインだけを厳選して紹介します。
結論から言うと、無料プラグインだけでもKawaii系のキラキラ音色・lofiのチルい質感は十分に作れます。まずは「無料でどこまでできるか」遊ぶように試してみるのが◎です。
この記事はカテゴリの基礎記事です。 Kawaii・lofi向け音作りの入口として、どの無料プラグインから触れば良いか迷っている人向けの“地図”として使えます。
この記事のゴールと全体の流れ
はじめに、この記事で目指すゴールと全体の流れを整理しておきます。
結論:無料プラグインだけで、Kawaii・lofiの世界観を作ることは十分可能。
- Kawaiiのキラキラしたシンセ
- lofiの柔らかいピアノ・パッド
- テープ風の揺れやざらつき
最近は無料とは思えないほど高品質なプラグインが増え、作れる音の幅も広がっています。
この記事では次の順番で解説していきます。
- Kawaiiに合う無料シンセ
- lofi質感を足す無料エフェクト
- 空間系(リバーブ等)で雰囲気づくり
- 無料プラグインの管理方法
結論 → 理由 → 操作手順 → まとめ、の流れで初心者さんでも迷わず読める構成になっています。
Kawaii系におすすめの無料シンセプラグイン
Kawaii Future Bass や可愛い系ポップスの主役になるのがシンセ類。ここでは特にリード・ベル・パッドなど“主役の音”が作りやすい無料シンセだけを厳選して紹介します。
1. Vital|とりあえず最初に入れておきたい万能シンセ
結論:無料シンセの中では別格。Kawaiiもlofiも全部作れる。
Vitalが支持されている理由はシンプルで、
- プリセットだけで可愛いリード・ベル系が揃う
- ウェーブテーブル方式で現代的なキラキラ音が得意
- 画面のどこが動いているか“見える”ので理解が早い
イメージとしては、最初から整理整頓されたお弁当箱のようなもの。どこに何の機能があるか視覚的にわかるので、初心者がシンセに慣れるのに最適です。
Vitalの使い方(インストール〜Logic Proで読み込み)
Mac × Logic Pro を想定した、具体的な操作手順はこちらです。
- 1. Vital公式サイトでMac版インストーラをダウンロード
- 2. ダウンロードした.pkg/.dmgを開き、画面の案内に従って進む
- 3. 「Audio Unit(AU)」にチェックが入っていることを確認してインストール
- 4. Logic Proを再起動
- 5. 新規ソフトウェア音源トラック →「Instrument」クリック
- 6. 「Audio Units」→「Vital」→「Stereo」を選ぶ
- 7. Vitalウィンドウが開いたらプリセットから音を選ぶ
最初はプリセットを鳴らすだけでOK。慣れてきたら「Filter」「LFO」あたりを触ると、音の性格が大きく変わります。
2. Surge XT|音作りを学びたい人向けの高機能シンセ
結論:無料でここまで使えるの!? と驚く高機能シンセ。
プリセットの質が良く、ふわっとしたパッドや、柔らかいベル系など、Kawaii・lofiどちらにも使いやすい音色が揃っています。
- オシレーター/フィルターの種類が多く、音作り練習に最適
- 多彩なモジュレーションで動きのある音が作れる
- プリセットだけでも即戦力の音が多数
構造が少し複雑ですが、その分「シンセの仕組みを理解したい」という人は一気に成長できます。
Surge XTの基本的な使い方
- 1. 公式サイトからMac版をインストール
- 2. Logic Proで新規ソフト音源トラックを作成
- 3. 「Audio Units」→「Surge XT」を選択
- 4. 左側のプリセットから「Pad」「Keys」「Lead」を選ぶ
- 5. 気に入った音でそのまま演奏or打ち込み
最初は「Pad」カテゴリーが特におすすめ。ふわっとしたlofi系サウンドがすぐ作れます。
lofi質感を足すおすすめ無料エフェクト
Kawaiiトラックの甘さに、lofiならではの“ゆるさ・質感”を足すと、楽曲の雰囲気が一気にやわらかくなります。ここではレコード風ノイズやテープ揺れを簡単に追加できる無料エフェクトを紹介します。
1. iZotope Vinyl|レコード風のノイズと揺れを追加
結論:まず1つ入れるならこれ。最も分かりやすいlofi化プラグイン。
Vinylは“古いレコードの質感”を再現する無料エフェクトで、特にピアノやパッド、ドラムにかけると世界観が一気にチル方向へ傾きます。
- レコードノイズ(Dust / Scratch)を追加
- Wow / Flutter でテープ揺れを足せる
- Wearで高音を丸くしてビンテージ感を作る
イメージとしては、綺麗な写真にフィルム風フィルターをかけるようなもの。ほんの少し加えるだけで空気感が一変します。
iZotope Vinylの基本設定例(lofiピアノ)
- 1. ピアノトラック →「Audio Units」→「iZotope」→「Vinyl」
- 2. Dust / Scratch をわずかに加える(やりすぎ注意)
- 3. Wear を上げて高音を柔らかく
- 4. Warp → Wow / Flutter を少しだけON
- 5. 全体のバランスを耳で確認
まずは控えめ設定を基準にして、曲に合わせて調整するのがおすすめです。
2. テープ系・サチュレーション系無料プラグインの活用
無料でも「軽い歪み」「テープの温かさ」を加えられるプラグインはたくさんあります。
- ドラムに軽くかけて太さを出す
- パッドに温かみを足して空気感をソフトにする
- 2mix全体に薄くかけて“曲の一体感”を出す
イメージとしては、デジタルの絵に紙のザラザラ質感を足す感覚に近いです。
アンビエンス・空間系無料プラグイン
Kawaiiもlofiも、曲の“雰囲気”の決め手はリバーブやディレイの距離感です。無料でも十分きれいな空気感を作れるので安心してください。
無料リバーブの基本的な使い方
- リードや歌は短めリバーブ → 埋もれ防止
- ベルやパッドは長めリバーブ → ふわっと空間を広げる
- リバーブはセンド(Bus)でまとめてかけると曲が統一される
Logic Pro内蔵リバーブと無料プラグインの組み合わせ
Logicの「ChromaVerb」「Space Designer」は非常に優秀で、無料リバーブを無理に増やす必要はありません。
- 1. ミキサー → 空きBusを追加(例:Bus 1)
- 2. Bus 1チャンネルにリバーブを挿す
- 3. 各トラックの「Sends」からBus 1へ送る
- 4. リバーブの量&種類を調整
複数トラックが“同じ部屋で鳴っている”ようになり、まとまりのあるミックスになります。
無料プラグインのインストールと管理のコツ
無料プラグインは便利ですが、増えすぎると「どこに何が入っている?」と混乱しがち。初心者が迷わず扱うためのコツをまとめます。
1. インストール場所を把握する
MacのAudio Unit(AU)は通常、
- /Library/Audio/Plug-Ins/Components
に入ります。手動インストール型ならここに配置されているかチェックしましょう。
2. Logic Proでプラグインが表示されないとき
- 1. Logic Pro →「設定」→「プラグインマネージャ」
- 2. プラグイン名を探す
- 3. 「再スキャン」をクリック
- 4. 再起動してAudio Unitsを再読み込み
3. “よく使うセット”だけを残すと作業が速い
- Kawaii用:Vital
- 多用途:Surge XT
- lofi質感:iZotope Vinyl
- 空間系:Logic内蔵 + 好みの無料リバーブ1つ
このくらいに絞ると、迷う時間が減り、制作にすぐ入れます。
まとめ|無料でもKawaii・lofiはしっかり作れる
この記事の内容を振り返ります。
- 無料シンセ(Vital / Surge XT)で主役の音は十分作れる
- lofi質感はVinylやテープ系で簡単に追加できる
- 空間系はセンド式で統一し、まとまりを出す
- 無料プラグインは“絞るほど使いやすい”
無料プラグインは、まるで「試し放題の楽器屋さん」のような存在。気になる音からどんどん触って、あなたらしいKawaii・lofiサウンドを見つけていきましょう。
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